春の養生法①
「病気じゃないけど、元気だと思えない。」
疲れが取れない、眠れない、冷え性など不調があっても
現代医学で対応してもらえない健康と病気の間の状態。これを未病と言います。
この段階でどのような対応をしますか?
無理を続け病気になるか、生活習慣を見直して改善するか、、、?
この段階で病気にならないように予防することが未病先防です。
病気になってから対処ではなく
病気にならないよう
人間も自然の一部なので季節により養生法が変わります。
春は肝/胆
夏は心/小腸
長夏は脾/胃
秋は肺/大腸
冬は腎/膀胱
一日の内にも2時間ずつ臓腑を養生する時間が決まっています。
例えば春の臓腑胆はpm11時からam1時、肝はam1時からam3時に活発になります。
真夜中の12時を過ぎると陽の時間に変わっていくので睡眠が浅くなり質が落ちてしまいます。
中医学では、この時間の睡眠中、肝に血が戻り疲れや老廃物を取り除く全身のメンテナンスを行うと考えられています。
肝と表裏一体である胆は決断力を担っています。
バリバリ仕事をするにはこの時間に休むことがキモとなります。
肝の窓口は目です。遅くまでスマホやパソコンなど見ることは
肝を疲れさせることに。
病気で学校を休んでいるお子様もスマホなどは控えて目を休ませて。
疲れが取れない方は
まず睡眠を変えるだけでも調子が良くなりますよ。
とはいえ
早く眠るために早く入浴や食事を済ませるなど
習慣を変える努力が必要です。
遅く寝る習慣の人は決断力を司る胆の養生が出来ていないので
早く寝るという決断が難しいわけです。